富士興業株式会社(中野・羽田空港) 富士興業株式会社(中野・羽田空港)

業務紹介

羽田空港の灯を守り抜くことが私たちの仕事

 夜の空港は白や赤、緑や青などの様々な色の光に彩られています。この光は夜間はもちろんのこと、日中の濃霧などの悪天候でもパイロットが安全に離着陸、地上走行を行うことを目的として滑走路や誘導路に配置されており、これを総称し航空灯火といいます。
 私たちは、この航空灯火を含め、パイロットと管制官の交信に必要な無線施設や、レーダーなどの重要施設に不可欠な電源設備の点検・工事をとおして24時間365日羽田空港を見守っています。

1.航空灯火・電気施設のメンテナンス

 羽田空港には、離着陸、地上走行等の目的に応じた航空灯火等の照明施設が17,000灯以上、航空保安施設への電源供給に必要な受配電設備が数多く設置されています。それら施設の日常巡回点検業務、定期保守業務、監視業務を社員一丸となって支えています。

(1)日常巡回点検業務

 ①航空灯火ライトチェック

【航空機の動向に注意を払いライトチェックを実施】
 航空灯火の確実な視認性を確保するため、灯火の不点や灯器が破損していないかなど365日毎日、1灯づつ目視によるチェックを行います。異常箇所を発見した場合は、迅速に灯器交換や補修をして常に安定した光を提供しています

②電源設備等日常巡回点検

【異音、異臭、視覚により機器の状態をしっかり現場でチェック】
 広大な空港内には航空灯火のほか航空保安用施設が多く点在し、これらに供給する電源設備は日常巡回点検により機器の状態を確認し、確実な予防保全に努めています

 

【各メータ類のデータはタブレットを活用し効率よく記録】

(2)定期保守業務

 滑走路や誘導路に埋め込まれている航空灯火は航空機の離着陸の際に直接踏まれる過酷な環境に設置されています。 このような環境においても安全かつ確実な航空灯火の運用を確保するため、施設毎に定められた保守基準に基づく点検項目、周期により各種灯器の定期交換、光軸の設定調整等の定期保守を行っています。また、航空保安用電源設備においても重要施設を停電させないよう計画的に事前に切り替えた後、設備点検を行っています。

◇埋込灯器・地上型灯器定期点検保守作業

 滑走路中心線灯や接地帯灯等の埋込灯器や進入灯、滑走路灯等の地上型灯器は定期的に灯器の交換作業を実施しています。現場より引き揚げた灯器は整備作業所で分解点検を行います。また、現場設置期間中においては、埋込灯器の取付ネジの増締め、地上型灯器については光軸や取付状態の確認調整等の定期保守を行っています

①現場での主な定期保守業務の一例

進入灯点検作業
飛行場灯台点検作業
接地帯灯埋込灯器交換作業
滑走路灯光軸点検作業

◇埋込灯器レンズ清掃作業

 滑走路や誘導路の舗装内に設置している埋込灯器は、航空機の離着陸、地上走行に伴い灯器レンズの汚損による光度低下が発生します。これを防ぐため、雨天等の影響に左右されないよう灯器洗浄車を用いて定期的なレンズ清掃作業を行い、常にパイロットへ適切な光を提供しています。
灯器洗浄車のドライアイス吹付によるレンズ清掃
灯器洗浄車のドライアイス吹付によるレンズ清掃
灯器洗浄車内(カメラ映像認識による自動レンズ清掃)
灯器洗浄車内(カメラ映像認識による自動レンズ清掃)

◇進入角指示灯設置レベル点検作業

 進入角指示灯(PAPI)はパイロットが着陸する際に正しい進入角になっていることを示す灯火で、灯器設置位置のずれが無いよう精度が高い管理を求められます。定期的に測量を行い、設置高さの微調整や進入角の光軸が基準値内に収まっているか等の色光角点検を行うことによって着陸するパイロットに正確な進入角度の視覚情報を提供しています。
PAPI設置レベル確認作業
光学フィルタ調整作業
パイロットからのPAPIの見え方(国土交通省航空局資料より)



◇航空保安施設用電源設備定期点検作業

 万が一、空港で停電事故が発生した場合には運航の影響はもちろんのこと、人命に関わる航空機事故に繋がりかねません。このため、航空保安施設用電源設備や電線路は常に安定した電源供給が求められます。私たちは制約された時間内の中で各機器の点検や継電器試験を確実に行っています。
停電作業手順を作業前に再確認
ダブルチェックによる確実な開閉器操作
復電作業前の作業責任者による最終チェック

②現場から引き揚げた各種灯器の整備作業

 現場に設置されている各航空灯火は、過酷な設置環境による汚れなどにより、光度等求められる性能が低下していきます。このため、定期的に現場から整備作業所に引き揚げ灯器の性能を再生する作業を行っています。具体的には灯体洗浄後、分解清掃点検、電気的特性や配光試験などの検査を行います。
超高圧灯器洗浄作業
灯器分解清掃作業
灯器内気密性漏洩検査
部品検査・電気特性検査
灯器配光試験
灯器配光試験

(3)航空灯火・電気施設監視業務

 航空灯火監視室において、監視業務駐在員として航空灯火及び航空保安用電源設備の遠隔監視を24時間体制で行うとともに、航空灯火のライトチェックや現場担当者との連絡調整、保守に掛かる機器操作の実施など迅速かつ確実な監視を行っています。
航空灯火・電気施設を24時間体制で見守る監視業務
現場メンテナンスをアシストする監視駐在員

2.航空灯火・電気施設の新設・改良等工事

 グローバル化が進む今日、空の玄関として空港の役割は増々重要になり、機能向上が社会から求められています。
当社は今までの経験で培った保守管理や施工ノウハウを活かし、積極的に航空灯火関係の工事を受注し、設計・施工をとおして社会に貢献しています。
具体的には、以下の工事区分により数多く携わり、羽田空港の安全向上に寄与しています。
  1. 航空灯火・電気施設新設工事 :エプロンや誘導路等の増設や新設に係る航空灯火・電気施設や新規仕様の航空灯火の導入工事等へ積極的に参入しています。
  2. 航空灯火・電気施設改良工事 :滑走路や誘導路等の舗装改良等に合わせた航空灯火の設置や、LED灯器の導入などの改良工事も多く参入しています。 
  3. 航空灯火・電気施設修繕工事 :運用等に影響する施設不良の改修工事や数多くの応急復旧工事を手掛けています。 

◇航空灯火設置工事施工状況

進入灯用灯柱設置作業
埋込灯器配線用管路 誘導路舗装内布設作業
埋込灯器用基台設置調整作業
埋込灯器設置作業
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